東日本大震災から4年経ちましたが、震災の影響による子どもたちの心身反応や行動面の変化はまだまだ続いています。一方で、学齢、地域、家庭環境、子どもの性格などに加え、周囲の対応によっても回復度合いに違いが出てきています。今後ますます複雑化、多様化する子どもたちのストレス反応に対して、学校や家庭での「心のケア」がますます重要になってきます。ここでは、被災地の学校現場でよく聞く質問・疑問にお答えし、今後起こりうる「心身反応と意味」、「対処法」、子どもの心の問題の解決に向けて取り組んだ「実例」をご紹介します。

 *当コーナーは、文部科学省「平成26年度緊急スクールカウンセラー等派遣事業」の委託を受け編集しました。

家庭でできるストレスマネジメント

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漸進性弛緩法

睡眠は心身の健康を保つために欠かせません。気持よく目覚めるために、心身を落ち着かせ、スムーズに眠りに入りましょう。

親子遊び

肌と肌が触れ合うことそのものが心のケアになります。形にとらわれずに、それぞれの家庭に合った方法で遊んでみましょう。

遊びのリラクセーション/簡単リラクセーション

遊びのリラクセーション
家の中で、楽しみながらストレス緩和ができます。友だちや親戚など、何人かが集まったときに実践すると盛り上がります。

簡単リラクセーション
少しの空き時間で気軽に実践できる方法です。自分なりの方法を見つけ、日常的に実践すると良いでしょう。

セルフリラクセーション/ストレス対処法

セルフリラクセーション
椅子があればどこでも実践できます。家庭だけでなく、試験や試合の前に緊張をほぐす方法としても有効です。

ストレス対処法
日常の習慣に組み込むことで、ストレスへの対処能力を向上することができます。

アサーション訓練/不安や心配事の共有

アサーション訓練
友達や家族など、人との関わり合いの中で怒りたくなった時、それをぶつける以外にも言い方があることを知りましょう。

不安や心配事の共有
子どもの気持ちを親が共有することで、不安な感情を和らげる効果があります。