学級担任だからできる心のケア

2020.04.17

 現在、全国の多くの地域では学校の休校措置がとられていますが、一方で、文部科学省の調査結果によると、2020年4月10日時点で全国の約4割にあたる約27,000校で新学期が開始されています。

 そんな中、編集室には、久しぶりに友だちと会って気持ちが高揚している子どもたちの様子と同時に、「子どもたちが精神的に不安定になっている」「子どもたちの間に感染を心配するあまり偏見がみられる」などの不安の声も寄せられています。

 社会応援ネットワークでは、2011年の東日本大震災の発生直後から子どもたちの心のケア活動で被災地各地を巡りました。災害ストレスに加え、放射線情報などに翻弄されるなど、今回と似た現象が見られた地域もある中、そうした地域では、「学級ミーティング」という活動を実施しました。「学級ミーティング」は、非常時に落ち着いて学校生活を送るために有効な心のケアの方法です。

 このたび、学校現場からのご要望の声に応え、東日本大震災後、対象エリア(東北3県)に無料配布されたDVD「こころのサポート映像集」(教職員向け音声ガイドあり)の一部分をWEBから視聴できるよう準備しました。

 ご視聴を希望される方は、肖像権、著作権管理等の観点から、また正しい活用方法の徹底のため(申請時に詳細をお知らせします)、下記の申込フォームから申請をお願いします。

 なお、映像中の「学級ミーティング」は、教室中で車座になり実施していますが、オンライン授業でも活用可能です。今回は、「教室の窓を開けて換気、もしくは屋外で」、 「2メートル程度間隔を空け、大きな車座で」など、実情に合わせて工夫して活用してください。

 こうしたとりくみを通じて、一日も早く、子どもたちが心から安心して学校生活を過ごせる、平穏な日常が戻ることを願っています。

動画視聴申込フォーム

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